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【ゲーム】人狼×和風ホラー『レイジングループ』の感想【ノベルADV】

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※記事の画像は全てPS4のシェア機能を使用して撮影しています。
 
アドベンチャーゲーム大好きな、なゆきです! こちらはノベルゲーム『レイジングループ』の感想記事です。致命的なネタバレは避け、出来るだけ核心には触れないようにしています!
 
 

レイジングループではじめて人狼を知る。

皆さん、人狼(じんろう)ってご存知ですか? 私は名前だけ知っている状態で、何となく『デスゲームのようなもの』という認識でした。ルールに関しては全く知らなかったのです。
 
そんな人狼を題材としたのが、この『レイジングループ』なんですよね。私の大好きなホラーやループものを組み合わせた内容になっています。以前から人狼に興味があったので、「これは買うしかない!」と思って購入しましたー!
 
人狼ゲームには『汝は人狼なりや?』という元ネタがあります。二つの陣営に分かれて、お互いの陣営を減らすのが目的です。レイジングループの場合は、本当に命がかかっています。
 
『主人公が集落に迷い込む』という導入部が、これぞホラーって感じがしますよね! もう大好物な設定です(笑)
 
主人公の房石陽明(ふさいし はるあき)が休水(やすみず)という集落で人狼ゲームに巻き込まれます。とても有能な主人公ではありますが、割とあっさり死んでしまうんですよ。そこで急にチート能力『死に戻り』を獲得し、それを武器に真相を探っていきます。バッドエンドを迎えると物語のスタート地点に、記憶を保持した状態で戻ることが出来る能力です。
 
つまり死んでなんぼなゲーム。
 
バッドエンドを迎えないと知ることが出来ない情報もあるので、 積極的に死なないといけません(言葉にするとおかしい)。バッドエンドにもきちんと価値を与えた良システムだと思いました。
 
どれがバッドに繋がるか悩む選択肢もありますし、 「これ絶対バッドやん」と思う選択肢も存在します。
 
難易度はめちゃくちゃ低いです。『死ぬ⇒バッドエンドで情報ゲット⇒スタート地点に戻る⇒選択肢に戻る』の繰り返しです。なので実質一本道なんです。これをプレイしやすいと受け取るかは人それぞれな部分ですね。私としてはもっと歯ごたえがあっても良かったな~。 
 
主人公らの目的は『ひとと狼の陣営に分かれて、お互いの正体を探りつつ相手を葬ること』。
 
『犯人を当てる』などの推理を目的としたゲームではありません。人狼ゲームをそのままゲームシステムに盛り込んでるワケではないです。推理は登場人物たちがしてくれるので、選択肢のある読み物といった印象ですね。
 
あくまで主人公自身は『全ての真相に行き着くこと』を目的としています。
  
本作にはホラー要素もあるのですが、全体的にコメディ要素も多くて、「怖くて先に進めない!」といったことはありませんでした。
 
自分が本気で「こわっ!」と思ったのは絵でしたね~。世界観に合ってるし、怖いし、素晴らしいです。ノベルゲーでは可愛らしいタッチの絵が多いので、世界観にきちんと合わせていて好感が持てました。
 

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時間を忘れて熱中したストーリー!

寝る間も惜しんでプレイしました。気づいたら夜が明けてた(笑)
 
ひょんなことから迷い込んでしまった主人公。深い霧によって閉鎖空間と化す集落。因習に囚われた村人。目の当たりにするたくさんの死。散りばめられた謎の数々。
 
めっちゃ気になりませんか!?
 
はじめたら最後。結末を迎えるまでやらないと気が済まなくなりますよ。
 
山岳信仰がある集落で、本作独特の伝承が語られるのも特徴です。実際にある伝承についても触れられるので、オカルト好きとしてはポイント高い。
 
そしてこんなシリアスな内容なのに、割とギャグ要素も多いのも特徴です。シリアス一辺倒な作品も魅力的ですが、レイジングループには不可欠な要素だと思いました。
 
結局一番好きなのはギャグシーンな気がする(笑)
 
内容が重いからこそ、ギャグシーンに安心するというか。文章が面白いのもあって、キャラ同士の掛け合いのテンポが良い。
 
本作の見せ場の一つ「黄泉忌みの宴(よみいみのうたげ)」
 
誰が狼か話し合う場なのですが、生きるか死ぬかなのでみんな超必死です。誰を殺すか決めることになるし、まともな精神状態じゃいられない。誰が犯人か当てる場というより、自分の望む展開に誘導する場に感じました。非常にピリピリした心理戦が繰り広げられます。
 
「自分だったらどうするかな?」と考えつつプレイしてみると面白いです! 

頭脳派主人公・房石陽明!

主人公であまり見かけないタイプだと思います。頭が良く、口がよく回る。彼と絡むと、登場人物達たちが一様におもしろ要員になるのが素敵です。
 
良い人かと聞かれれば、どうなんでしょうか? 一言で言えばうさんくさいです(笑)
 
本作はホラーゲームでありながら、ヒロインたちとの恋愛要素もあります。女性たちが彼を魅力的に思う気持ち、分かる気がします。でも付き合うのは大変そう。
 
主人公としては最高です。
 
正統派主人公とは真逆をいくタイプ。正統派主人公と言えば、情に熱い。正義感が強い。真っ直ぐ。良心的などですかね。彼はどれも当てはまらないような気がします(笑) もう曲がりくねってますから。
 
でも彼だからこそ出来た展開も多いし、良い子な主人公だと逆に乗り切れないのではないかな。心すり減らして闇落ちルート行きかも。
 
彼の頭の回転の速さや切り替えの早さは、この世界では必須スキルでしょう。 

多種多様なキャラクターたち

主な登場人物は16名です。多いですよね~! どのキャラも物語には必要なキャラなのです。
 
年齢も立場も様々です。そして、よく作り込まれています。最初に感じた印象通りなキャラはほぼいなくて、色んな面を見せてくれます。
 
ノベルゲーって割と若い年齢層のキャラが多いと思うのですよ。なのでこういう多種多様な人物を出してくれるゲームは貴重です。男女のバランスもすごく良いですし。
 
一番のお気に入りキャラは李花子さんでした。最初から好きだったのですが、そこは最後までぶれなかったです。その次に好きなのは、春ちゃんかな~。すっごい気難しい子だけど、むしろそんなとこも含めて好きだ!
 
本当に登場人物たちは様々な面で物語に貢献しています。
 
・発言力が強力
・高い推理力を発揮
・伝承の説明役
・それぞれ狼や加護持ちとしての役割
(加護持ち……ひと側に割り当てられて、ひと側に有利な能力を持つ。)
 
この他にも色々あります。しかもひとりで複数の役割を持ってるんです。
  
心神深いキャラも居れば、正反対のキャラもいて、複雑に影響しあっています。不必要なキャラがいないのって凄いですよね。キャラが多いにもかかわらず、作り込まれているのが素晴らしいです。 

『レイジングループ』の感想まとめ

元々はスマホゲームだったんですよね。クリア後の要素も充実していて、とても丁寧に作り込まれたゲームでした。
 
値段は安いのにボリュームもありますし、対応機種がとても多いのも魅力です。ゲーム機を持ってなくても、スマホで手軽にプレイ出来るのはポイント高いですよね。是非、機会があればプレイしてみてくださいね。
 

 別記事で李花子さんについて書いてます。

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