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『エスター』のネタバレ感想。二人の幼女が印象的なホラー映画

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なゆきでーす! うちのブログ、ホラー率高い気がする!! こちらはホラー映画「エスター」の感想記事です。※ネタバレあり。公式サイトでは見つけられなかったのですが、有料動画サイトではR15+と書かれていたのでお気を付けくださいませ。

 

 

幼女に追いつめられるホラー

主なジャンル:サスペンス、ホラー


レオナルド・ディカプリオも制作に関わっているらしいですね。原題は「Orphan(オーファン)」。孤児という意味です。


もうパッケージからしてインパクトありすぎます。パッケージではエスターがドーンと描かれていてちょっと怖いですが、実際のエスターは可愛いですよ。初登場シーンは「なんだ可愛い女の子じゃん」と思ってました。


主人公サイドはエスターを引き取るコールマン家。タイトルにもなっているエスターも、主人公と言っても良いのかもしれません。コールマン家がエスターを迎え入れたことにより、家庭崩壊まで追いつめられるお話です。 

 

残酷な描写も割と少ないので見やすい部類に入ると思います。気になる方は、是非見てみてくださいね。

 

怖いというより幼女が腹立たしい!

私が物語の中で感情移入していたのは、母のケイト・兄妹のダニエルとマックスでした。なので家族の和を乱すエスターには、恐怖というより腹が立ってしょうがなかったです!(笑)


こちらからはエスターの行動は丸分かりなので、見てて非常にヤキモキさせられます。ケイトはエスターの犯行を目撃したりはしないのですが、割と早い段階でエスターの異常さに気づくんですよね。女性の勘というのもあるのでしょうか。


物語を見る限りエスターは終始自分のために行動し、自らの願望のためなら幼い子供にさえも容赦のない人物です。極めて危険な存在ですね。


エスターが子供であることを最大限利用しているので、何度「こしゃくな…!」と思ったか分かりません。ケイトが信じてと周囲に訴えるのに、むしろ疑われていて胸が痛かった。

 

特に腹が立ったシーンは、亡くなった子ジェシカのお墓(?)の花を切ってケイトにプレゼントしたところ。ケイトがどんな反応をするか完全に分かってやってました。これは、いただけない!


子供を心から心配しているケイトとのシンクロ率が非常に高かったですね。

 

個人的にはエスターだけでなく、お父さんにも腹が立ちました(笑) エスターを可愛がっていて庇いたいのも分かるのですが、実の子が脅迫されているのに鈍感すぎなんじゃと言いたい。お父さんが「離婚して子供を連れて行く」と言い出した時はホントやめてって思いました。


バッドエンドまっしぐらだから。


気づかないというよりは、現実を受け入れようとしていなかったのかな。『孤児院にエスターの記録がない』という事実まで出てるのに、まだ信じてませんでしたからね。ケイトを信用出来なくても、「ちょっとおかしいな」と思える瞬間がいっぱいあったのにな。

 

私には、判断力に欠け、危機感に乏しい人物に映りました。面白いと思ったのは、早い段階で事件に気づいちゃう人って、物語の途中で退場してしまうイメージがありますが、本作では無傷ではないけど割と生存率が高かった印象があります。


逆に真相に一番遠いお父さんは亡くなってしまいました。エスターの異常さに気づいた頃には、デッドエンド一歩手前でしたね。もう手遅れ。現実を受け入れようとせず、問題と向き合おうとしなかったからかもしれません。 

もう一人の幼女はとにかく可愛い!

難聴の女の子、マックスが本当に可愛らしい! 笑顔がもう天使。妹なんだけど、兄のダニエルより大人っぽく見えました。アリアーナ・エンジニアさんが演じてます。成長しても可愛さは変わらず!! 映画版『バイオハザードⅤ』にも出演してます。


ダニエルはエスターに対して冷たいのですが、マックスは新しい姉が出来ることを喜んでいて素直なのも魅力なんです。ダニエルのエスターに対する直感は当たっているんですけどね(笑)


なんとなくマックスは両親の悲しみを感じ取っていて、だからこそエスターに対しても心を開いていたのかなって思いました。ホラー映画ですがマックスの存在にはかなり癒されてましたね~。


初登場の書いた絵を見せてくれるシーンで、猛烈に娘が欲しくなりました(笑)


マックスはエスターを初っ端から受け入れていて慕っていたのですが、途中からかなり危うい立場になります。それでもここぞという時には、勇気を出して行動してくれる子でした。マックスが頑張ってくれたから、家族の大半が生き残れたんだと思います。最後の氷上では、お母さんを助けなきゃって思ったんだろうな。


エスターの一番近くにいたのはマックスだったので、本当にどうなるか心配でした。最初はエスターを庇っていたけど、結果的に良い選択をしていましたね。


物語の中でもかなり活躍してくれたのでマックスにも大注目していただきたいですね。 

強烈なシーンがけっこう多い!

強烈に印象に残ってるのが全てエスターのシーンです。エスター役を演じた子役さんの演技が本当に素晴らしいんですよ。鬼気迫るものがあるというか、凄みを感じました。当時12歳だったらしいですね。イザベル・ファーマンさんという女優さんです。


あの幼さで腹立たしくも恐ろしい演技が出来るのって凄いです。表情も良いんですよ~。子供らしく笑ってるところもあれば、不敵な笑みをしたり、自分の思い通りに事が運んでニヤッとしたりする。感心するばかりでしたねー! いくつか印象に残ったシーンを紹介します。


・同級生に首のリボンをはずされそうになる

急に叫びます。「狂気的ってこういうことかもしれない」と思ったシーンです。事前に首のリボンについては説明があったので一悶着あるなと思ったのですが、予想以上の叫びっぷりでした。

 

・トイレで大暴れするシーン

ちょっと引いたシーンでした。カウンセリングに連れてかれたエスターの焦りが出ていて、不安な気持ちを爆発させています。子供っぽい暴れ方ですが、それでもここまで激しいのは見たことないです(笑) エスターは自分の感情をコントロール出来ない人物なんだと思いました。


・ダニエルが必死に助けを求める様子をニヤニヤしながら見てる

もうエスターが楽しんでるようにしか見えない。ダニエル関連のシーンは本当にヒヤヒヤしました。どっちに転ぶのか全然分からなかったです。「早くケイト気づいて!」と祈りながら観てましたが、天使マックスによって救われました。マックス、ぐっじょぶ!


・化粧を落とすシーン

濃い目の黒いアイメイクだから、顔も黒くなっていて、形相が本当に恐ろしいものになっています。これから起きる展開を想像すると怖くてたまりません! 化粧をとった後は顔が一気に老けるのですが、もう子供には見えませんでした。化粧の技術なら、スゴイですよねー!


「ミザリー」にも感じたけど、女性の情念ってホントこわい。 

腹は立つけど考えさせられる!

私自身は全くエスターに同情はしなかったのですが、『事情があって、大体の人が願う普遍的な幸せを得ることが出来なかった』というのは確かに自分だったら辛かっただろうなと思います。

 

実はエスターは、33歳の大人の女性だと後半に判明します。記録ではリーナという名前で、子供の姿のまま成長出来ないのです。


エスターって子供の側面と大人の側面、どちらも持っているのですよね。頭が良いエスターですが、けっこうその場の勢いで行動してるようにも見えます。けっこうボロが出てました。


「人を思うように誘導していて上手いなぁ」と最初は思ってたのですが、お父さんにいきなり告げて上手くいくと考えたのでしょうか? エスターの心情は一切語られていないので、それぞれの解釈に委ねるという感じかな。上手くいく確率は限りなく低いと思いますが、エスターにとっての障害はケイトのみで、それ以外の事は特に深く考えてなかったのかもしれません。

 

エスターの内面は、後半に出てくる壁に書かれた絵がヒントになってる気がしますね。ある意味、この映画って女性同士の戦いなんですよ。女性の幸せが欲しい気持ちは分かるんだけどなぁ。 

終わり良ければ全てよし!

一応、主人公側が勝利を迎えて問題は解決します(ダメージはかなり大きい)。なので私としてはエスターに散々振り回されたけど、助かって良かったで終われました。

 

生還者はケイト・ダニエル(重症だけど一命をとりとめた)・マックスの3人。


これがエスターの勝利で終わっていたなら、自分の中での評価は下がっていたかもしれないです(※内容によります)。悪意がある人間のひとり勝ちは、後味悪いですからね。すっごいモヤモヤした最後を迎えていただろうな。


最後エスターはどうなったのか。様々な意見がありますが、個人的にはエスターは亡くなったと考えてます。話的にも綺麗に終わっていましたし。

 

私は観てないのですが、どうやら『エスター』には、もう一つのエンディングも存在するようです。  

『エスター』の配信情報


腹立つとか書きましたが、めちゃくちゃ面白かったです! ずっと気にはなっていたのですが、なんとなく怖そうで後回しにしちゃったんですよね。でもエスターも含めてキャラクターも良かったし、話も最後まで楽しむことが出来ました。ホラー映画ですが人間がこわい系なので、オカルト要素は一切出ないです。

 

公開は2009年。時間は123分となります。   

 

・見放題の配信情報について

【Hulu】〇(字幕版・吹き替え版あり)

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(※2019年2月19日確認)