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【映画】第9地区を観た感想&紹介【SF】

 

 

 


なゆきでございます!


こちらは『第9地区』の感想記事となっております。


前半は紹介メイン、後半はネタバレ感想をメインとした内容です。


こちらの作品は私が契約している見放題の有料動画サイトの中では、Amazonプライムで視聴できます。


Huluでも観れることが多いのですが、すぐに配信終了してしばらくして復活というのを繰り返してますね。


こちらの映画はPG-12指定となっておりますので、お気を付けくださいませ。

 

 

 

 

1.『第9地区』の作品紹介

 

1.エイリアンに感情移入してしまう映画

 

 


ジャンル:SF、アクション


公開:2009年(日本では2010年)


時間:111分


配給:ワーナーブラザーズとギャガの共同配給


監督:ニール・ブロムカンプ

 


大好きな映画です!


エイリアンが人類の敵ではなく、難民として描かれています。


第82回アカデミー賞にて、作品賞、脚色賞、編集賞、視覚効果賞にノミネートされました。


日本でも、2011年にメディア部門で星雲賞を受賞しています。

 


星雲賞:優秀なSF作品およびSF活動に贈られる賞とのこと(Wikipediaより)

 


最初はどんな話か知らずに観たのですが、何故もっと早く観なかったのかと後悔しました(笑)


随所に登場人物のインタビューのようなやりとりが入って、ドキュメンタリー風な作品となっております。


宇宙人といえば、人間を一方的に殺戮する恐ろしい生命体としての印象が強いですが、


本作に限っては宇宙人たちのほうに感情移入してしまうのではないでしょうか。


私はエイリアンの方が好き!


メインキャラのエイリアンが良いやつだったのもあります。


SFだから話が難しかったらどうしようと思ってたのですが、主人公の目的は非常に分かりやすいです。


逃亡劇でハラハラする展開が続きますので、


主人公が一体どうなってしまうのか気になって最後まで一気に観れてしまうと思います。


ロボットでのアクションもあるし、けっこう観やすい映画じゃないかなー。


あっ、でもちょっとグロいシーンがあるのでそこらへんは気を付けた方が良いかもしれません。

 

 

2.あらすじ

 


ヨハネスブルクに突如やってきた宇宙船には、難民となったエイリアンたちが乗っていました。


宇宙船の故障により帰れなくなったエイリアンたち。


人間たちは『第9地区』に彼らを隔離し、監視しながら生活させることにしました。


しかし、エイリアンたちは増加する一方です。


そこで新しく用意した第10地区にエイリアンたちを移住させるため、


エイリアン対策課職員のヴィカスを立ち退き交渉の現場責任者として選ぶのでした。


こんな感じのお話です。

 

 

 

3.キャスト

 


ヴィカス:シャールト・コプリー


クリストファー・ジョンソン:ジェイソン・コープ(※エイリアン)


リトルCJ:なし


タニア:ヴァネッサ・ハイウッド


クーバス大佐:デヴィッド・ジェームズ


オビサンジョ:ユージーン・クンバニワ


フンディスワ:マンドラ・ガドゥカ

 

 

2.『第9地区』の感想(※ここからネタバレあり)

 

 

1.踏んだり蹴ったりな主人公に同情する

 

きっかけは主人公の不注意です。


変な液体を浴びたことにより、どんどんエイリアン化するヴィカス。


自分の姿が変貌していくだけでも怖いし、


今まで仲間だと思ってきた人間に追われるのも怖い。


必死に元の人間に戻ろうと暴走するのが見てられないです。


このお話は主人公が迫害される側の立場に変わることで、


今まで表面化してなかった問題が浮き彫りになり、


主人公の価値観にも変化が表れるのですよね。


エイリアンが酷い実験を受けている事実を知る場面が、まさにそうだと思いました。


今まで親交があった人物に、簡単に苦痛を与えられるのが理解できん。


ヴィカスが訴えかけてるのに無視して、実験を繰り返すモブたちに腹が立ちました。


本当に最低。


実験場のエピソードははらわたが煮えくりかえっちゃいますよ。


奥さんは良い人なのに、そのパパさんがクズすぎる。


つまり自分が同じ立場にならないと理解できないってことなのさ!


ヴィカスは自分のこと最優先ですが、根は悪い人ではないです。


元に戻りたくて暴走してたけど、クリストファーたちが乗った宇宙船を死守したのはよくやったよ!


宇宙船が飛び立つときの表情が何とも言えない。


色んな気持ちが混ざったようなような表情。


ホント、観てほしい!!

 

 

2.エイリアンの親子が好きすぎる


エイリアンの中でも頭が良くて、子供に対する愛情も人間のそれと変わらないクリストファージョンソン。


実験体にされてきた仲間を見て呆然とする彼に、感情移入しないとか無理な話です。


そして息子もお利口さんで良い子なんですよ。


よく見るとなんか顔も可愛く思えてきました。


本作のエイリアンは敵ではなく、迷い込んで地球にやってきてしまった弱者なのです。


某映画のような圧倒的な強さと凶悪さはなく、


自由奔放だけど彼らなりの生活があるんだと思いました。


元の星に帰りたいと思うのも分かります。


武器や宇宙船を見ると、人間よりも遥かに文明が進んでるような感じがしますね。


クリストファーは良心的で、優しい性格ですし。


ヴィカスが絶体絶命の時に、他のエイリアンが助けてくれるので、


けっこう仲間意識が強い種族なのかもしれないです。


確信したのはクリストファーは絶対に約束を守るやつだね、きっと。


最後に自分ではなくクリストファーを助けたヴィカスに、絶対恩を返しに来てくれるはずです!


私はそう信じることにしました!!

 

 

3.人間の方が怖い


仲間がエイリアンに成りかけて苦しんでいるのに、


嘘の情報を流し、


捕まえて実験体にしようと企む人間たち。


エイリアンを食べる人間もいて、彼らからしたら本当に恐怖の存在でしょうね。


ヴィカスの左腕が変形して治療方法を探るのかと思えば、速攻で実験場に連れてかれますし。


本当に冷酷で無慈悲なのですが、それをやってるのが人間だってのが否定できない部分なんですよね。


金になるかもと考える当たり、人間の考えることだと思いました(笑)


そういう一部の人間は置いといて、普通の一般の人からしたら、


いきなりやってきた未知の生命体は怖いだろうなと思います。


常に大きな宇宙船が空にあるわけですし、遠ざけたいと思う気持ちも分かりますね。


人間側からしたら、逃げ出したヴィカスは脅威の存在で一刻も早く捕まえなくてはならないって感じかな。


それでも、エイリアン側の味方ですけどね(笑)


人間の中でも、フンディスワは良かったです!


ヴィカスやフンディスワのおかげで、エイリアンへの実験を暴露できたっぽいですね。


フンディスワがヴィカスの味方でいてくれて最後まで信じてくれてました。


自分自身が犠牲になってしまったけど、


ヴィカスの出来事がきっかけでエイリアンへの扱いが少しは変わったと思いたいです。

 

 

4.ラストシーンが秀逸


ヴィカスの目的が元の姿に戻ることなら、第9地区はバッドエンドだと思います。


ほとんどの体がエイリアン化したヴィカスが最後にどうなったか物語の中では語られません。


しかし、ヴィカスの奥さんが「彼は手作りしたものをよくプレゼントしてくれた」と教えてくれるシーンがあります。


最後の場面で一人のエイリアンがガラクタで花を作っているのですが、


「これがヴィカスなんだ」と自然と思わせてくれるのです。


あんな姿を見せられたら込み上げてくるものがありますね。


きっとクリストファーの帰りを待ってるんだと思うと切ないです。


ヴィカスが年月で完全に心もエイリアンにならないか心配になります。


私は希望がある解釈を好むので、


きっとクリストファーは帰って来て元に戻れはずだと信じています。


少し思ったのは、クリストファーが仲間を引き連れて戻ってきた場合、人間とエイリアンの戦いになったりしないかな?


仲間を助けに大群で来たとしたら、人間側は「やばい報復にキタ!」って言って攻撃するんじゃない?


でもインタビューみると理解があるっぽい人もいるからねー。


平和的な解決が望ましいですよね。

 

 

3.『第9地区』感想まとめ

 

タイトルからはどんな映画か想像できませんでしたが、


良い意味で予想外でした。


最後で、こんなに切ない気持ちになるとは思ってなかったです。

 

自分の中では特にラストが印象に残ってるのですよね。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました!

 

 

なゆき