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【アニメ】不完全な能力者の物語『シャーロット』の感想!【Key】

 
なゆきですっ! オリジナルアニメ『シャーロット』についての感想を書きました! ※ネタバレあります。
 
 
 

1.能力者がテーマの学園ものアニメ!

 『シャーロット』は、Keyの麻枝准さんが原作のオリジナルアニメです。ちなみにオリジナルアニメ1作目が『エンジェルビーツ!』になります。
 
キャラクター原案はKeyでお馴染みNa-Ga(なが)さんです!
 
内容は学園モノ+能力者モノ✛青春モノを混ぜ込んだ感じです。能力者が登場する作品はたくさんありますが、『シャーロット』では能力自体に欠点があるという設定です。
 
そして特殊能力は思春期特有のもの。瞬間移動や発火能力、透明化など、さまざまな能力が登場します。
 
けっこう話が進むスピードは遅めです。前半は生徒会メンバーで能力者たちと対峙し、日常アニメに近い内容になっております。
 
コメディ要素が強く、個人的に一番楽しんでたのはこの部分かもしれないですねー。中盤以降は話が大きく進展して、内容もシリアス路線に入ります。
 
そして本作の特徴は、 たぶん主人公ですね。私利私欲のために能力を使用していた主人公が、人との出会いを通して、どう変化していくのか。 そこを重点的に描かれています。 
 
ちなみに主人公の能力は、他人の身体を5秒だけ乗っ取れる力です。
 
 
ぶっちゃけ自分とはあまり相性が良くない作品でした! 楽しめた部分もあるのですが、最後まで観て『う~ん。』となってしまったのです。それは何故なのか自分なりに考えてまとめてみました!! 

1.『シャーロット』で好きなところ

・『ござる』口調のあゆみが可愛すぎる!
主人公の妹っ!  私の癒し!! かわいくてかわいくて、頭撫でたい(笑) 画面に出てくるだけで、もう幸せでした。オープニング二か所がかわいすぎるんですよ。ぴょんと跳ねるところと、にらめっこしてるところ。欠かさず観てました!
 
あゆみ好きとしては途中の展開はショック過ぎます。続きを観るか迷ったぐらいです。私はAmazonプライムで観てたのですが、後半エピソードのサムネ(?)に思いっきりあゆみが載ってるんですよね。
 
「これはもしかしたら…?」という期待を込めて結局観ることにしました。回想シーンの可能性もあったけど、あゆみに救済があり良かったです。
 
・男性キャラなら高城が一番好き!
最初は「エンジェルビーツ!のメガネに似てる」程度の印象だったのですが、彼の能力『瞬間移動』がめちゃくちゃ良かった! 急には止まれないという欠点が、良い作用になってます。瞬間移動シーンがツボすぎて、かなり笑わせてもらいました。
 
ギャグだけではなく、友利を矢から守ったり、有宇と能力を連携して使用したり、活躍を期待していた人物だったのです。結局、大きな活躍をすることもなく話が終わってしまったのが残念でなりません。
 
・序盤の『生徒会活動』
有宇・友利・高城・柚咲で、能力者を発見して、能力を使わせないようにするまでの過程が面白かったです。有宇の能力が『略奪』だと知ってからは、「乗り移られた能力者は力を奪われていたんだ」と後から分かるのも面白いと思いました。
 
・主人公を通して描いてるもの
自分勝手だった主人公が、最終的に他者のために使命に目覚める。そのテーマ自体は凄く良かったです。小物感がすごく、正統派主人公が持っている要素をほぼ持っていない有宇。たとえば、勇敢さ、思いやり、正義感など。
 
雑魚っぽいと思っていた主人公が、後半になるにつれ本当の『主人公』へと成長する。これは面白いなと思いました。
 
・主人公の支えとなる友利 奈緒
最終的に主人公と結ばれますけど、恋愛的な意味で意識してるようには見えない珍しいヒロインでした。奈緒の能力を地味だと思っていたら隠密には最適だった。かなり有効な扱われ方をしていたと思います。
 
主人公の心の支えとなっていた存在です。私が本作で一番印象に残ってるのが『友利が渡したメモを有宇が忘れて蹴っ飛ばすシーン』です。思い出せないけど後悔して急いで駆け寄るんですよね。壊れかけている有宇の支えになっているのが伝わるシーンでした。メモのボロボロ加減も、まるで主人公を表してるかのようです。
 
・映像がキレイ
オープニングや本編の映像がとてもキレイで印象的です! キービジュアルなども『星を散りばめた夜空』がよく出て来て、それがとてもキレイなんですよね。 

2.『シャーロット』で合わなかったところ

 
・主人公自体はそんなに好きじゃない
最初に見せた性格の悪さは、本当に最初だけ。生徒会に入ってからはどこにでもいる普通の少年って感じでした。
 
平穏に生きていた男の子が、最終的には孤独な旅に出る。最初の性格設定はなくても物語は成り立つし、あんまり活かせてないように思ってしまいました。インパクトはあるので、展開を引っ張ってくれていたとは思います。
 
他のキャラに感情移入できれば、もっとシャーロットの世界にハマれたのかもしれません。
 
・主人公以外の初期メンバーが話が進むほど出番が減る
高城と柚咲、ヒロインの友利もかな。前半の『生徒会活動』では活躍していましたが、中盤あたりからどっと出番が減ります。高城と柚咲は特に少なく、キャラが掘り下げられることもなかったのが残念です。
 
とくに柚咲。憑りついた姉の美砂の方が濃いし目立ちます。姉の存在ありきのキャラになっていて、さらに印象が薄いキャラになっていました。
 
・たった1話で世界全ての能力を奪わせたのは、納得しづらい
あの主人公が、全能力を奪う決意をして頑張るのは凄く良いと思います。ただ、それを1話で終わらせたのは凄い勿体ないですよね。能力を奪い続けてるうちに、主人公が記憶を無くしボロボロになっていく大事な過程を、1話で描いちゃって良かったのでしょうか。すごく主人公に感情移入出来そうなエピソードだと思うんですけど、ダイジェストすぎて、薄っぺらく感じてしまいました。
 
・どのキャラも描かれ方が薄い
もっと活躍を見たかったと思える魅力的なキャラはいました。でも、どのキャラも中途半端にしか活躍出来てない気がします。『描き切った!』と感じられるキャラはひとりもいないように思えました。
 
重要な立ち位置のキャラも1~2話しか描かれず、それ以降は登場しません。全体を通して役割があるキャラ・活躍していたキャラは主人公ぐらいな気がします。
 
・タイムリープ要素
タイムリープものは大好きな題材です。でも本作のはあまりワクワクしなかった。
 
あゆみを救う手立てに使われたのは良いのです。ただ、その後に謎の組織が主人公を狙ってくる展開が自分には受け入れられなかった。星ノ海学園を設立時らへんから動いてたんですよね?
 
「それが何で今更出てきたのー?」という感じです。しかもタイムリープ能力者より、上手く立ち回れるって凄すぎませんか!?  けっこう上位にあると思ってたタイムリープ能力の扱われ方が雑で悲しいです。
 
強そうだと思われていた組織の人間もあっさりやられてしまいます。「こんな奴らから仲間を守れなかったのか」と怒りさえ沸いてしまいしました。 

3.『シャーロット』で疑問に思ったところ

 
・『ジ・エンド』のボーカリストは能力者?
『ジ・エンド』のボーカリスト・サラ。彼女も能力者だと思っていたのですが、結局分からずに終わっていました。
 
代償に視力を失ったということで、主人公の兄と同じタイムリープ能力かと予想していたのですが、謎のままですね。
 
『ジ・エンド』のライブに行った主人公が消された記憶を取り戻すシーンがあります。それが意味深な曲名の『トリガー』を聴いたからなのか、それとも有宇自身が自力で思い出したのか。とても気になっている部分です。 

4.自分が求めてしまっていたもの

  
魅力的なキャラクターが、ドタバタと大暴れしつつも、しっかりとしたテーマがあって最後には感動出来る。そういった内容を求めてしまってたのかもしれません。
 
シャーロットにもテーマはちゃんとあります。お話のテーマ、扱われている題材、仲間キャラなど。一つ一つを見てみれば、どれも魅力的です。でも話が進むほどに物足りなさを感じていたんですよね。
 
話が進むほどキャラクターの影が薄くなり、どんどん感情移入出来る人物がいなくなっていきました。 最後の孤独な主人公を演出していたことも、余計に他のキャラが入るスキがないように思います。
 
本編では能力は病気扱いで、使うことはズルだと言われている箇所があります。不完全な能力というテーマから「能力に頼ると言うことはリスクもあるんだよ」と伝えたいのかなと受け取りました。
 
言いたいことはすっごい分かるけど、能力モノ大好きな自分からしたら『能力も個性』なんですよね。
 
『能力者モノ』だけど、純粋に能力者達が活躍する作品とは違うのかもしれません。
 
日常コメディ、タイムリープ、能力者モノ、ヒロインとの恋愛、主人公の旅、兄弟との絆、友情、代償。シャーロットを観て少しでも感じた要素です。13話で全てを濃く描くことは難しいよなと思いました。
 
13話はめっちゃ観やすい長さだけど、壮大な話には短すぎると思う筆者なのでした! 

2.『シャーロット』の配信情報

 見放題で配信されているサービスはこちらを参考にしてくださいね。
 
【放送された年】 2015年
【話数】 13話 
 
【Hulu】 〇
【NETFLIX】 ✖
【Amazonプライム】 〇
(※2018年11月3日確認)